プロジェクト本文
宮崎県でトリミングサロン&ホテル『ドッグサロンMe』を運営しています。
私たちは、1匹でも多くの野良猫を幸せにするため『保護猫シェルターのある雑貨屋』の設立を目指しています。
プロジェクトが完成したら年内を目標に、ペットサロン横にある空き店舗で、保護猫シェルターを設立予定です。
保護活動には、治療費や飼育費など、多額の費用がかかります。
保護猫シェルターを設立しても、資金不足で運営が継続できなければ意味がありません。
私たちは、雑貨屋を併設して売上を保護活動に充て、継続して保護猫シェルターを運営します。
また、不妊手術で猫の繁殖は防げますが、それで猫が幸せになるわけではありません。
実際、不妊手術が終わり元居た場所にリターンした猫たちは、怪我をしたり、死んでしまったり、姿を消すことが多々あります。
私たちは、不妊手術をして終わりではなく、野良猫に家族を見つけて、最期まで幸せな時間を過ごしてもらいます。
そのためには、里親探しが必要です。
保護猫シェルターに雑貨屋を併設することで、さまざまな人に猫を見てもらう機会が増え、里親探しがスムーズになると考えています。
私たちが設立したい保護猫シェルターの完成イメージは、以下の通りです。
- お店に入ってすぐのスペースで雑貨を販売します
- 店内の奥に保護猫シェルターを設置します
- 保護猫シェルターにはガラスで囲まれた小部屋を設置します
- 全面ガラスにすることで、中に入らず外からも猫を見てもらえるようにします
雑貨屋では、犬猫用品と人間用の生活雑貨を販売予定です。
猫の里親になってくれた方が、雑貨屋で猫の飼育用品を全て揃えられるようにしたいと考えています。
私たちは、宮崎県でワンちゃんの美容室を経営しながら、2019年より犬・猫の保護活動を行っています。
現在は、地域の野良猫を捕獲し、不妊手術を行って元居た場所に戻す『TNR活動』をメインに活動しています。
これまでTNR活動で不妊手術した猫たちは以下の通りです。
2023年7月現在も、継続的にTNR活動を行っています。
数多くの猫を捕獲してきましたが、忘れられない出会いがいくつかあります。
まずは、事故で傷つき病気とも戦い、最期まで頑張って生きたユキです。
スタッフの1人が、駐車場でユキを発見。
ユキは、口からだらだらとヨダレを垂らし、動きは鈍く、周囲にはハエがたかっていました。
保護して状態を確認すると、下顎の皮膚が骨から丸ごと剥がれていることが分かりました。
病院では、おそらく交通事故が原因の怪我だろうとの診断を受けました。
保護して数週間が経ち、顎の皮膚を縫合する手術と、去勢手術を行いました。
手術は成功し、ご飯もよく食べて、保護した当初からすると、見違えるほど元気に!
このまま完全に体調が良くなれば、里親探しをしてあげたかったんですが…。
しばらくすると、縫合手術した顎の皮膚が再び剥がれてしまい、黒く変色し始めました。
エイズと白血病にもかかっていたユキは、どんどん容態が悪くなりました。
栄養価の高いご飯と綺麗な水をあげ、毎日「元気になってね」と声をかけ続けました。
しかし、保護してから数ヶ月後、ユキは亡くなりました。
最期はスタッフ2人が横に一晩ついて、看取ってあげることができました。
びっくりするくらい大きな声で甘えてくる、可愛い可愛いユキ。
天国で、大好きなご飯をお腹いっぱい食べてね。
次に、子猫ゲンとの出会いです。
台風の前日、1人でうずくまっている、生後2ヶ月ほどの子猫を保護しました。
ゲンは、数日前に交通量の多い道路を必死に渡っていた子猫でした。
健康診断で病院に連れていきましたが、深刻な栄養失調でかなり衰弱しているとのこと。
下痢もしていたのでこまめに様子を見ていたのですが、次見たときには息をしていませんでした。
ゲンは、保護してたった2日で亡くなりました。
もっと長く生きたかったね。
これから先、素敵な家族を見つけてたくさんの幸せが待っていたはずなのに、助けられなくて、ごめんね。
先ほど紹介した『ユキ』と『ゲン』以外にも、下半身不随の子猫や首の骨が折れた猫、感染症に苦しむ猫など、さまざまな猫との出会いがありました。
室内で飼われている猫の寿命は12~18年ですが、野良猫の寿命は2~5年です。
「野良猫はのんびり自由に生きている」という人がいます。
しかし、実際には、不衛生な環境・過酷な猛暑や寒波・病気のリスク・人間からの虐待・交通事故など、さまざまな脅威と戦い、過酷な環境で必死に生きています。
野良猫は、自然・空腹・事故などからの脅威だけでなく、悪意ある人間から酷い虐待を受けることもあります。
私たちが目指すのは、不妊手術をして素敵な里親を探し、猫たちに最期まで幸せになってもらうことです。
本プロジェクトを実現させ、まずは身近な場所から、そして活動の場を広げ、1匹でも多くの野良猫を幸せにしたいと思っています。
ここまで見てくださって、ありがとうございました。
ご協力・ご支援お願いいたします!
※ストーリー内で使っている画像は、自分で撮影したものと、canvaの商用利用可能な画像です
プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について保護猫シェルター運営には「第1種動物取扱業」もしくは「第2種動物取扱業」の取得が必要です。スタッフの一人は第1種動物取扱業を取得しています。もう一人のスタッフが、シェルター設立と同時期に、第2種動物取扱業を取得する予定です。